いつもの石鹸でアトピーは良くならない?アトピーにおすすめの石鹸とは

いつもの石鹸でアトピーは良くならない?アトピーにおすすめの石鹸とは

 

「毎日しっかり石鹸で体を洗っているのに体がかゆいのが治らない。」


このような悩みをお持ちではありませんか?
特にアトピー肌の人にとっては悩みの種になっているこの問題。
もしかすると普段使っている石鹸に原因があるのかもしれません。
それではアトピー肌を悪化させない石鹸はあるのでしょうか?

この記事では、アトピー肌の人が安心して使用できる石鹸がどのようなものかを紹介し、石鹸の選びかたのポイントについて解説します。

アトピー肌で長年悩んできた人はこの記事を読むことで、
自分の肌に合った石鹸を選ぶポイントが分かるようになります。

 

▼目次

 1 アトピー肌とは
 1-1 アトピー肌はバリア機能がうまく働いていない状態
 1-2アトピー肌を悪化させない方法

2 アトピー肌に悪化してしまう可能性がある石鹸とは
 2-1アトピー肌の人は石鹸を使わない方が良い?
 2-2アトピー肌に合わない石鹸の成分とは

3 アトピー肌でも使いやすい石鹸の選び方
 3-1
どのような成分が配合されているかを確認する


 

【1】アトピー肌とは

1-1 アトピー肌はバリア機能がうまく働いていない状態

アトピー肌はアトピー性皮膚炎とも呼ばれる、強いかゆみと発疹が繰り返しあらわれる皮膚の病気です。アトピー肌の皮膚はバリア機能がうまく働いていない状態からくる疾患だと考えられていています。

皮膚が乾燥していると外部からの刺激を受けてしまい、そこからかゆみを感じてしまいます。かゆいから掻くと、皮膚がさらに悪化してしまうという悪循環になるのがアトピー肌の特徴です。

1-2 アトピー肌を悪化させない方法

アトピー肌を良くするためには皮膚のバリア機能を正常な状態に近づけることが必要です。その為には患部を適切に洗浄して、保湿を行なうスキンケアが重要となります。

 まずは洗浄ですが、肌に付着した汗、ホコリや細菌を石鹸などを使ってキレイに洗い流し、清潔に保つことが重要です。アトピー肌は非常に傷つきやすいので、肌を傷つけないようにゴシゴシ洗ったり、爪を立てて洗わないように気を付ける必要があります。たっぷりのモコモコの泡で包み込むように手や柔らかいタオルなどで洗うと良いです。

 

洗浄後の保湿もアトピー肌にとって重要です。洗ったままの状態では、肌から水分が失われてしまう可能性があります。洗浄後はなるべく早く十分な保湿剤を塗ることにより、乾燥を防ぎ、バリア機能を保つことができます。

適切な洗浄と保湿を繰り返してケアしていくことができます。
しかし、注意してスキンケアをしている人でも、アトピー肌が悪化してしまうことがあります。原因は何なのでしょうか?

 

【2】アトピー肌が悪化してしまう
可能性がある石鹸とは

2-1 アトピー肌の人は石鹸を使わない方が良い?

アトピー肌のことについて調べていると、「石鹸は使わない方が良い」との書き込みを目にします。
これは石鹸を使って洗いすぎることにより皮脂を取りすぎて乾燥が進んでしまうというデメリットのみに注目した考えた方で、
洗浄の際に石鹸を使わないと体に付いた汚れや細菌を洗い流すことができません。
汚れが残ったままの場合、アトピー肌はケアできませんので、石鹸を使った洗浄は必要です。

石鹸は弱アルカリ性でしっかりと汚れを落とすことができ、さっぱりとした洗い心地で泡残りが少ないのでお湯で長い間流さなければいけないというリスクを避けることができます。石鹸で洗うことによって一時的に弱酸性のお肌からアルカリ性に傾くことがあります。しかし、これは一時的なことで、普通肌であれば自然と弱酸性に戻っていきます。
アトピー肌の方は、乾燥の進みが早いので、ぬるま湯で顔や身体を流した後、しっかりとクリームやオイルなどで保湿をしましょう!


 

アトピー性皮膚炎の年齢別有症率

  

出典:公益社団法人日本皮膚科学会

 

 

2-2 アトピー肌に合わない石鹸の成分とは

それでは石鹸であれば何でもアトピー肌と合うのでしょうか?
答えは
NOです。
アトピー肌はバリア機能が低下している状態だと考えられますので、本来肌に存在しない刺激物が付着すると、すぐにダメージを受けてしまいます。

香料、着色料、防腐剤といった成分は、肌に影響を与える可能性があると言われる成分です。また、石鹸とは異なるラウレス硫酸Naに代表される人工的に作られた合成界面活性剤も、アトピー肌には刺激が強いとされています。これらの成分はアトピー肌の方にとっては避けたい成分ではありますので、石鹸を選ぶ際は注意しなければなりません。

 

【3】アトピー肌でも使いやすい石鹸の選び方


3-1 どのような成分が配合されているかを確認する

それではアトピー肌に合う石鹸をどのようにして見分ければ良いのでしょうか?まず下記のような成分が添加されているものはできるだけ選ばない様にしましょう。

 

・人工石油系界面活性剤(例:ラウレス硫酸Na)
・防腐剤(例:パラベン)
・着色料
・香料


石鹸の成分表を確認して、肌に影響を及ぼすような成分が入っていないかどうか確認することが大切です。
中には「無添加」という文字があっても、香料、着色料、防腐剤などが配合されているパターンもあります
無添加だからといって全ての成分が天然由来のものだとは限らないので注意しましょう。
(詳しくはコチラ「実は定義がない無添加!?本物の無添加石鹸を見極める方法」)
ミヨシの無添加シリーズの商品は、せっけんと水以外の成分は一切配合していないので安心です!


アトピー肌の天敵である刺激物のほとんどは人工物からできています。
アトピー肌を良くするためには、天然由来の無添加石鹸を使用することが理想的です。

ミヨシの石鹸は香料や着色料が無添加なだけではなく、材料そのものが天然由来の牛脂脂肪酸Naやパーム核脂肪Naなどで作られています。

ミヨシでは固形の石鹸だけではなく、シャンプーやボディソープも石鹸成分だけの無添加商品です。
また元々肌が弱い赤ちゃん用のベビーせっけんもラインナップしています。
赤ちゃんの肌をキレイに保つ為には、アトピー肌と同様に洗浄と保湿が重要です。
ミヨシの無添加シリーズの商品は、アトピー肌の人だけでなく、肌の弱い赤ちゃんでも安心して使うことができます。